JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

これから CW マニア道を歩もうとしている人達のために

CW マニア道、それは険しくも楽しい道。

本日は、これから CW マニア道を歩こうとしている CW 初学者に向けて
私が進める練習方法について紹介します。

巷には様々な練習方法が発表されていますが、私が進める方法は・・・

  「とにかく聞くこと!」


じつはこれだけだったりします。

モールスなんてもんは、聞けば聞くほど上達するものなんですよ。
わたしはそう信じて、今でも聞き続けることだけを、ただただ実践しています。

過去にモールスの練習に挫折して交信することを諦めてしまったというかた。
それはモールスに触れ合う時間が短かっただけのこと。
素質がなかったとか・・・そんなことは決してありませんのでご安心ください。

かる~い気持ちで、もう少しだけ時間を作って練習してみて下さい。

毎日、少しの練習。

これを続けることだけが上達への近道なのです。
 

まず、最初に言っておきますが、語調法(合調音法)は絶対にダメです。

モールス符号は実際に流れる音を聞いて覚えて下さい。(音感法)


ここでは、CW MANIA の姉妹ソフトである Learning Morse を使って練習していきます。

 

紙に書くより「暗記受信」


最初に言っておきます。
もう需要はないけど、これからプロの通信士を目指すなら、暗記受信は絶対にしちゃダメ。
残念ながらプロは正確に紙に書き取ることが仕事なわけで、そういう訓練が必要です。

それに比べてハムはというと。
こちらは交信を楽しむことが一番の目的ですから。
モールスをわざわざ紙に書き写す必要なんてありません。

近頃のハムの試験には通信術なんていう実技試験もないですから。
最初から暗記受信ができるように練習した方が後々の実践で使えるし絶対お得です。

プロの通信士の試験では電報用紙に正確に文字を書き取ることが必要で、
その練習方法も『正確に書くこと』に重点が置かれています。

聞こえるモールスに合わせて勝手に手が動いて文字を書く・・・まるでロボットのように。
この動作が条件反射するまで徹底的に訓練する、これがプロへの道なのです。

プロの世界では誤字はホント NG。
数文字ミスっただけで試験の合否に大きく影響を及ぼします。
(1文字間違えると3点も減点されちゃいます。)

その昔、船乗りをしていた友人の話ですが。
その友人、電報文の数字を誤って受信してしまったようで、
「貨物船が港に着いたら、な、なんと当初予定の5倍のオレンジが積んであって・・・」
帰港したらクビになったという、そんな笑えない話しもあるくらいです。

まぁ、私たちはハムですから。
モールスを電報用紙に書き取る必要もないわけで・・・ここは気楽に練習しましょう。

プロのように紙に書くのは最初の覚えたての頃だけでいいと思いますよ。
早めに紙から卒業しましょう。
(実際の和文交信ではメモ程度で記録はしますが。)

むしろプロからみたら邪道と思える「暗記受信」を最初からやった方がいいと思います。

ホントのところ、プロの有資格者って意外と暗記受信ができない人が多いんだよね。
それは、書く練習しかしてないからしょうがないことなんだけど。。。

簡単な挨拶文ですら暗記で送受信できない、そんな自称プロをわたしは沢山知ってるし、逆にバリバリ暗記で交信しているハムも沢山知ってます。

 

モールスを聞いて文字を書く動作と、暗記受信の動作は全く違ったものです。

 

同じようなことを繰り返しますが

  • プロの練習方法の全てがハムの交信に効果的かというと、必ずしもそうじゃないということ。
  • リアルな交信を目的とするハムと、電文を正確に受信するプロでは、その練習方法に違いがあるということ。


あまり好ましいことじゃないけど、
ハムの交信では数文字飛ばしたって意味は分かるし、会話も成立するからね。

で、本題の「暗記受信」のやり方ですが。

特に秘策なんてなくて、「ただただ、モールスを紙に書かずに聞くだけ」なんですよ。

「ピ ピー」と聞こえたら、
「A」と瞬間的にイメージできるまで聞くだけなんですよ。

ということで、わたしには「聞き続けること」以外の秘訣は持ち合わせていませんが、推奨する覚え方はあります。
 

5文字ずつ覚える(必ず、音を聴いて覚えること)

 (例えば欧文なら、A から E の5文字です。)
 

 (1) AからE を順番に何度も聴く  

  ・速度は 10WPM 、スペースは+3の設定にする

   f:id:JH1LHV:20130623153315j:plain

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 (2) A から E をランダムで聴く 

  ・速度は 10WPM 、スペースは+3の設定にする

   f:id:JH1LHV:20130623153449j:plain

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  ・速度は10WPM 、スペースは+2の設定にする

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  ・速度は10WPM 、スペースは+1の設定にする

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  ・速度は10WPM 、スペースは標準の設定にする

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要点は、

  1. あまりにも遅い速度はかえって NG

  2. モールス符号の文字間隔(スペース)を十分に空けて練習する これ、Point !

  3. 2の間隔(スペース)で確実に受信できれば、間隔を標準に近づける

こんな練習を繰返すということです。

  

--------------- 追記 ----------------

モールス音源のリンクです。