JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

スポンサーリンク

ARDUINO CW KEYER を試してみた ~その15~

やはり、Atmega 2560 の大きなメモリを使って「ARDUINO CW KEYER」の全機能を使ってみたくなりました。

f:id:JH1LHV:20141207144829j:plain

この Atmega 2560 のフラッシュメモリは 256KB もあります。

Uno に比べて高価なところは痛いですが、これで、もうメモリ不足に悩まされることはなくなります。

 

f:id:JH1LHV:20141207145121j:plain

自作シールドを Atmega 2560 にスタック。

シールドとして作製していると、こんな時に便利です。

 

詰め込んだ機能は以下のとおり。

  • コマンドモード
  • シリアルコマンド (“CLI”) / CW キーボード
  • Winkey2 エミュレーション
  • メモリ機能
  • PS/2 キーボード
  • LCD ディスプレイ

 

これだけの機能を詰め込んでも、必要なメモリはたったの 55KB 程度です。

Atmega 2560 では随分と贅沢な使い方になりますが、機能の全部を詰め込むためには一番手っ取り早くお手軽な方法だと思います。

      f:id:JH1LHV:20141208213426j:plain

 

ただ、LCD だけはこのままでは動作しないので、以下のようにジャンパワイヤを使ってデータとクロックを配線する必要があります。

(Atmega 2560 は単独で I2C 端子を持っており、Uno のピン配置と互換はありません。)

  Uno     Atmega2560

 A4 (SDA) → 20 (SDA)
 A5 (SCL) → 21 (SCL)

これで、Atmega2560 で LCD が使えるようになります。

 

f:id:JH1LHV:20141207213713j:plain

良い感じです。

 

f:id:JH1LHV:20141207213610j:plain

Uno ではメモリ不足のためできなかった、PS/2 キーボードによる LCD 表示もしっかり機能しています。 

 

ということで、

どの機能を制限するかと悩みながらコンパイルするよりは、最初から Atmega 2560 を使って全機能入りで組み上げた方が賢明かもしれません。