Node.js と Johnny-five を使って Arduino を動かす試み。
Linux で動かす記事はよく見かけるので、ここはあえて Windows でやってみることに。
(OS:Windows 7 32bit by VMware)
Johnny-five って?
簡単に言うと、マイコンを Firmata を使って JavaScript で動かすためのライブラリのこと。
(Firmata:パソコンからマイコンを操作するためのプロトコル。)
JavaScript で使える API も豊富で、
サイトにはブレッドボード配線図付きのサンプルも沢山登録されています。
このサイトによれば、Johnny-five を使うためには、
- Node.js をインストール
- Arduinoライブラリの設定
- npm で Johnny-five をインストール
をする必要があるようです。
1. Node.js をインストール
Node.js は、サーバサイドで JavaScript のコードを実行する実行環境です。
それでは早速、Node.js からインストールしていきます。
最新バージョンの v5.5.0 をダウンロード。
ダウンロードしたファイルをインストールするだけ。
これだけで Node.js のインストールは終了です。
Node.js をインストールすると、パッケージ管理システムのクライアント「npm」もインストールされます。
この後、この「npm」コマンドで Johnny-five をインストールします。
2. Arduinoライブラリの設定
次に、Arduino ライブラリフォルダにダウロードしたファイルを解凍して配置します。
GitHub「StandardFirmataPlus」からライブラリをダウンロードします。
(右上にある ZIP ファイルをダウンロードして解凍する方が楽です。)
3. npm で Johnny-five をインストール
最後に、コマンドプロンプトから、
C:¥>rpm install johnny-five
を実行して Johnny-five をインストール。
4. Johnny-five にあるサンプル(Lチカ)を動かしてみる
ウェブにある Hello World! (Lチカ)を動かしてみます。
メモ帳でスクリプトを書いて「led.js」として保存。
(注意!)
Windows では Arduino の通信ポートを明示的に指定する必要があります。
var board = new five.Board({port:'COM3'});
実行はコマンドプロンプトから、
C:¥>node C:¥led.js
とするだけ。
終了は、Ctrl+C、Ctrl+C です。
実行中のコマンドプロンプト。
ということで、
Windows パソコンから、とっても簡単に L チカすることができました。