JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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Node.js + Johnny-Five + windows で Arduino を動かす

Node.js と Johnny-five を使って Arduino を動かす試み。

 

Linux で動かす記事はよく見かけるので、ここはあえて Windows でやってみることに。

(OS:Windows 7 32bit by VMware)

 

Johnny-five って?

簡単に言うと、マイコンを Firmata を使って JavaScript で動かすためのライブラリのこと。

(Firmata:パソコンからマイコンを操作するためのプロトコル。)

 

JavaScript で使える API も豊富で、

サイトにはブレッドボード配線図付きのサンプルも沢山登録されています。

 

johnny-five.io

 

このサイトによれば、Johnny-five を使うためには、

  1. Node.js をインストール
  2. Arduinoライブラリの設定
  3. npm で Johnny-five をインストール

をする必要があるようです。

 

f:id:JH1LHV:20160126200836j:plain

 

1. Node.js をインストール

Node.js は、サーバサイドで JavaScript のコードを実行する実行環境です。

それでは早速、Node.js からインストールしていきます。

 

f:id:JH1LHV:20160126193248j:plain

最新バージョンの v5.5.0 をダウンロード。

 

f:id:JH1LHV:20160126194920j:plain

ダウンロードしたファイルをインストールするだけ。

これだけで Node.js のインストールは終了です。

 

Node.js をインストールすると、パッケージ管理システムのクライアント「npm」もインストールされます。 

この後、この「npm」コマンドで Johnny-five をインストールします。 

 

2. Arduinoライブラリの設定

次に、Arduino ライブラリフォルダにダウロードしたファイルを解凍して配置します。

 

f:id:JH1LHV:20160126203036j:plain

GitHub「StandardFirmataPlus」からライブラリをダウンロードします。

(右上にある ZIP ファイルをダウンロードして解凍する方が楽です。)

 

3. npm で Johnny-five をインストール

最後に、コマンドプロンプトから、

      C:¥>rpm install johnny-five

を実行して Johnny-five をインストール。

 

f:id:JH1LHV:20160126203806j:plain

 

4. Johnny-five にあるサンプル(Lチカ)を動かしてみる

ウェブにある Hello World! (Lチカ)を動かしてみます。 

f:id:JH1LHV:20160126204953j:plain

 

f:id:JH1LHV:20160126205045j:plain

メモ帳でスクリプトを書いて「led.js」として保存。

 

(注意!)

Windows では Arduino の通信ポートを明示的に指定する必要があります。

 var board = new five.Board({port:'COM3'});

 

実行はコマンドプロンプトから、

 C:¥>node C:¥led.js

とするだけ。

終了は、Ctrl+C、Ctrl+C です。

 

f:id:JH1LHV:20160126205031j:plain

実行中のコマンドプロンプト。

 

ということで、

Windows パソコンから、とっても簡単に L チカすることができました。