JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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和文電信を聞き続ける

モールスを聞きたいと思ったとき。

欧文ならとっても簡単で。
海外サイトから適当な英文をコピーして、再生ソフトにペーストするだけです。
いつでも手軽に新鮮な素材でモールスを聞き続けることができちゃいます。 

ところが、和文電信の場合はどうでしょう。

再生ソフトにペーストするまでの素材作りにひと苦労するはずです。

インターネットには何でもあるといっても、オールひらがなや、カナ文字だけで書かれたページなんてまずないわけで。。。

幼児や外国人に向けたサイトを探せば、漢字を使わないページは見つかるけど、和文の素材として活用するには手直しが必要です。

・・・とまぁ、和文を聞きたいと思ったら、
どこかのニュースサイトあたりから適当な短文を探しては、それをすべてひらがなに置き換えたり・・・ひと手間かける必要があります。

やってみれば分かりますが、この漢字交じりの文章をすべてひらがなにするって結構大変で、それをさらにモールスで聞きやすいように修正するなんてことは、とてもじゃないけど継続的にやってられるものじゃありません。

それに、変換作業中に本文を一度読んじゃってるので、その後で和文電信に直して聞いても今一つ盛り上がりに欠けてしまうし。

で、当ブログにちょいちょいアップしている和文電信なんですが、

  1. 漢字にルビを打ってくれるウェブサイトを経由させ「漢字+ルビ+ひらがな」だけの文章に変換する。
  2. 1で変換した文章から漢字だけを削除して「ルビ+ひらがな」だけにする。
    (この作業は自作したソフトで行っています。)
  3. オールひらがなになった文章を読み返して間違いがあれば修正する。
  4. 最後に和文電信を自分の耳で聞いて確認する。

と、このようなプロセスを経てアップしています。

ただ、和文電信を聞くだけのことなのですが、このように何だかんだと面倒な処理を行っています。
それと、和文そのものの敷居も少々高いことも重なったりして、「ちょっと和文電信でも聞こうかな」と、なかなかならない(なりずらい)というのが現状ではないでしょうか。

わたし自身が和文好きということもあって、和文電信がもっと手軽に聞けるようにならないものかと、ライフワークにして模索してきましたが、なかなか今やっている以上に妙案は見つかりません。。。

今進めている和文電信 Bot もそうですが、
「和文電信をもっと身近に・・・そして聞き続けていたい・・・」というそんな思いから着手したもので、最終的に満足できるものに仕上がるかどうか分かりませんが、しばらくは何か形になるまで進めてみようかと思っております。

漢字をひらがなに変換する時に使ったYahoo!の形態素解析や、WiFi を内蔵した RasPi などが驚くほどの安さで入手できるようになったりと、これまで困難だったことがインターネット技術の発展によって、こうして趣味の世界で簡単に試せるようになったことが私を後押ししてくれているので、これらの技術を上手に享受させていただきながら今後も進めていきたいと思っています。

和文電信を始めた少年時代といえば。

雑誌から適当な文章を探しては縦ぶり電鍵でカセットテープに録音、そして覚えるまで聞き込む・・・これの繰り返し。今振り返ると随分地味なことをやってました。

あれから相当な月日は流れましたが、
今じゃや RasPi という小さなパソコンの電源を入れるだけで、最新のニュースを和文電信で聞くことができるようになりました・・・まるでラジオを聞くように・・・。

こんなこと、ラジオ少年には想像すらできなかった、ことだと思います。