JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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降圧型の電源コンバータ(DPS5005 + Bluetooth)を買ってみた ~操作~

先日組み立てた電源装置の操作法です。

 

中華から購入した降圧コンバータには中国語と英語で書かれた数ページの説明書が付属してきました。

残念ながら日本語のバージョンはないので、英語のページを読みながら実際に操作してその動作を確認するしかありません。

 

ということで、取説見ながら適当に触ってみました。

以下、知り得た操作法について忘れないように備忘録として残しておきますので、参考にしてください。

 

<電圧、電流を出力する>

  • 電源スイッチON
    スイッチング電源に AC100V が入力、降圧コンバータに電源が入り LCD が点灯します。
    メイン電源の ON だけではターミナルへ電圧は出力されません。
  • LCD 上部に設定している出力電圧値、出力電流値が表示されます。

    f:id:JH1LHV:20180127183035j:plain 

    この時、 [V/↑] ボタンで出力電圧、[A/↓] ボタンで出力電流が調整できます。
    (0.01V、0.001A ステップで調整可能)

    f:id:JH1LHV:20180127181225j:plain
    出力電圧の調整

    f:id:JH1LHV:20180127181520j:plain

    出力電流の調整

  • ターミナルへ出力する時は右下の [ON/OFF] ボタンを押下します。

    f:id:JH1LHV:20180127181833j:plain

  • LCD 中心部に実際の出力電圧と電流、消費電力が表示されます。
    (ここに表示される値は、実際に出力を計測した値を表示しています。)

    f:id:JH1LHV:20180127182142j:plain

  • コンバータへの入力電圧(スイッチング電源の出力)は画面下部に表示されます。

    f:id:JH1LHV:20180127182611j:plain 

  • 過電流保護が働くと LCD 画面は一度点滅して、電圧と電流を設定する画面に移行します。

 

 <メモリ登録>

  • メモリは M0 ~ M9 の 10 個をグループ登録できます。
    (M0はデフォルトとして使われるので、実際の登録は M1~M9 までとなります。)
  • 出力電圧と電流の設定以外に過電圧、過電流、過電力、その他として LCD 輝度の設定も可能です。
    f:id:JH1LHV:20180127185529j:plain
  • ① の SET ボタンを押下します。
  • 最初に M-PRE で登録するメモリ番号を選択する必要があるため、② の [V / ↑]、③ の [A / ↓] ボタンで M-PRE までカーソルを移動します。
  • カーソルが M-PRE にある時に、④ のツマミを押すとカーソルが右に移動して M* で止まります。
  • ④ のツマミを回して登録するメモリを選択します。
  • ①の SET ボタンを押すと M-PRE にカーソルは戻り、他の項目についても同じように操作して変更します。
  • 全ての項目について変更がすんだら、そこ(最後のカーソル位置)で ①のSETボタンを2秒間押し続けると登録は完了します。
  • 他のメモリへの登録は、上記の操作を同じように繰り返します。

 

<メモリ M1、M2 の瞬時読み出し>

M1 と M2 のグループに保存した値を素早く読み出して出力することができます。

私は電子工作していて使うことが多い 5V と 9V を M1、M2 にそれぞれ登録しています。

  • M1、M2 の読み出し
    [V/↑](M1)ボタンを2秒間押し続けます。LCD には M1 と表示されます。
    [V/↓](M2)ボタンで M2 が読み出されます。f:id:JH1LHV:20180127191435j:plain

 

<メモリ M1~M9 の読み出し>

  • SET ボタンを2秒間押し続けます。
  • LCD に M* と表示されて、あとはツマミを回して希望のメモリ番号を選択します。
  • 最後に再度 SET ボタンを押下します。
    f:id:JH1LHV:20180127193343j:plain

 

<ボタンロックと解除> 

  • ツマミを2秒間押し続けるとボタンはロックされ、もう一度長押しすることでボタンのロックは解除されます。(ロック時はアイコンが鍵がかかったものになります。)

 

<パソコンソフトを使って操作する> 

  ~ Bluetooth モジュールの場合 ~

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通信ポートを選択してコネクトするだけで使用できます。

 

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画面右下の [ON] ボタン押下で出力します。

パソコンだとメモリ(グループ)読み出しが一発でできるので便利です。 

 

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タブを「Advanced function」に切り替えるとパソコンならではのコントロールが可能になります。

今回は試しに1V から 10V までを3秒1Vステップで増加させてみました。 

 

(その他、参考) 

シリアルポートに ESP32 を接続して Blynk で電源装置をコントロールされてる方もいるみたいです。

community.blynk.cc

 

以上です。