Interface(インターフェース)4月号。
今月号の Interface(CQ 出版社)は、AI スピーカの仕組みが基礎から学べるという内容です。
私が使っている AI スピーカは Google Home なんだけど、凄く小さい。
見た目は、ただの小さなスピーカなんだけど。
今月号の記事を読むと、どうしてそんなに小さいのか、その秘密が分かったような気になります。
RasPi 上に SDK を載せて Amazon Alexa(アレクサ)や Google Home を作ったりと、記事通りなぞりたくなる内容になってます。
第2特集も AI スピーカの要の技術である音声信号について。
第3特集もこれまた AI で、Google クラウドを操作するところまで詳しく書かれています。
というように、今月号の Interface は、ほぼ丸ごと AI 技術です。
今月のトラ技も AI スピーカが特集だったし、今月は Interface とトラ技の2冊を買って、
並行しながら読み進めれば AI 技術(AI の中のホンの一部の技術)のほんの入り口だけど理解できるんじゃないかと。
ということで、トラ技に付いてきた付録基板ですが、そろそろ組み立てに着手しようかと思います。
ここからは余談ですが、
Alexa と Google Home の音声認識の精度ですが、ネット上の評価では圧倒的に Google Home が優勢のようですね。
私は Google Home しか持ってないので、その精度の違いはよく分かりませんが、「OK Google」で天気を聞いても、音楽を再生させても、ほぼ一発で私の言うことを聞いてくれます。
ネットに Alexa と Google Home の2つを持ってる人のコメントが載ってたんですが、Alexa に「今日の天気は」と何度聞いても「元気です」と答えるそうで、その点 Google Home は、今日の天気をしっかり答えてくれるそうです。
Google Home を買うときに Alexa にするか迷ったけど、Google Home にして正解でした。
最近、「東ロボくん」プロジェクトメンバーの、
新井紀子さんの著書、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」を読んだのですが。
著者曰く、AI ロボットが東大に合格することが目的じゃなくって、AI では東大に入れないことを証明したくてこのプロジェクトを進めたそうです。
結局、東ロボくんは東大には入れなかったけど、有名私大までは入れるほどの偏差値は持ててしまったそうです。
その昔、ベルトコンベアの出現によって作業員が不要になり、ホワイトカラー(頭脳労働者)という言葉が作られましたが、この時、作業員がホワイトカラーに移行することができず失業者が溢れました。
今まさに AI によって同じことが起ころうとしているんじゃないかって、将来が不安になります。
AI の進化で AI がより人間に近づくようになると思うけど、人間としての感性までもが AI が学習できるとは到底思えませんが。
とは言っても、この先の時代は AI より何か優れたものを持ち続けていないと、仕事を失ってしまうんじゃないかって。。。
子供や孫の世代がどうなってしまうのか、とても心配です。
何時の時代であっても、AI なんかに負けない、人間性で勝負ができるように、
今月のトラ技と Interface でまだ見えぬ敵を知ろうと思います。