JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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トランジスタ技術 2018/8

今月号のトラ技(2018/8)のこと。

なにかと忙しくて3日間も積読状態でした。
今日ようやっとページをめくることができました。

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トランジスタ技術

で、今月号の特集は「電子回路500超 シミュレーション実験DVD」とのこと。
まぁざっくり言うと、さまざまな電子回路を LTSpice でシミュレーションしてみようっていう内容です。 
 

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私もこれまで、何度か見よう見まねで LTspice は使ってきましたが・・・簡単な回路で波形を見比べる程度のことしかやったことなくて、まるでど素人です。

なにか試そうと思っても、回路図を入力するのが面倒だったりして、結局は後回しになったまま他のことに移ってました。

そんな状況の中、それこそ今月の特集では、さまざまな回路のスパイスデータが DVD にそのまま収められているとのことで、ホント期待は大きくて、ズボラな私にはピッタリの内容だったりしています。

DVD からデータ読み込むだけで順に試していけるって・・・とっても胸が弾みますよねぇ。


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で、今月号の私なりの読み方ですが、
まず、LTspice をパソコンにインストール。(実はすでに入ってるけど。。。)

http://www.analog.com/jp/design-center/design-tools-and-calculators/ltspice-simulator.html

付録の DVD にも最新バージョンの LTspice XVII が入っているので、こちらをインストールする方が簡単かな。

それで LTspice のインストールが済んだら、DVD の「スタートアップ操作ムービ」を観ながらその操作方法について学んでいきます。(全25本、音声ガイド付き)

 

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最近は何か新しいことを始めようと思ったら、まず最初に YouTube の動画を探してます。
今時はスマホの普及も手伝って動画撮影の敷居も低く、それこそ YouTube にはさまざまな分野で物凄い数のチュートリアル動画が登録されています。

たとえば工具の使い方。

活字だけの情報で正しい使い方をマスターするって大変なこと。
活字で表現するのが難しい微妙なところって必ずあるから、誰かに直接指導が仰げない環境だったりすると試行錯誤を繰り返すことになるので、マスターするまでに余計な時間が掛かっちゃいます。

やっぱり「操作法を習得」するような場面では、「百聞は一見にしかず」で、動画によるのが一番。

インターネットや DVD の動画で手軽に学習できる今の時代って・・・ホント恵まれていると思います。
人から教えを乞うてる時に、「今のところ、もう一回 ・・・」なんてなかなか言えないし。
その点、動画だと何十回でも同じとこ繰り返して再生できるので・・・師匠要らずって最高ですよね。

ということで、YouTube 師匠に頼りきりなのが、今の私の現状です。

 

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で、話を戻して、
YouTube 学習もそうですが、こういった動画を使った操作法の習得では、ディスプレイは1台より複数台のマルチディスプレイ環境がお勧めです。

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とりあえず、私のとこもマルチディスプレイ環境ではありますが。。。
ただ、マルチにしてるディスプレイは、昔使っていた少々くたびれた 4:3 のディスプレイなので・・・なんちゃってマルチディスプレイの、ちょっと残念な状況です。。。

トラ技のチュートリアル動画を 4:3 のディスプレイで再生させながら、メインのディスプレイで LTspice を操作する。
左右のディスプレイでそれぞれの Window を最大化できるので、画面を最小にしたり戻したりといった煩わしい切り替えもなくなるので、要らぬ中断が入らずにスムーズに学習を進めることができます。

ということで、今月号のトラ技。
LTspice の操作法が動画で学べるのは実に素晴らしいことだと思います。
活字だけでは表現できない操作の細やかなポイントまでもが、動画だからこそ取りこぼさずにすべて把握できるので、ホント効率よく学べます。

最近のトラ技には動画入りの DVD が付録で付いてくることが多くなりました。
ボッチで寂しく独学している私には、これらの動画集は本当にありがたく、お世話になっています。
専門書籍の売り上げに影響するかも知れませんが、これからもこういった試みは続けてほしいと思います。

 

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さてさて、ひと通り操作方法が把握できたところで、本特集のメインである 500 を超える回路(DVD には全20分野661本収録)から気になる回路を次々と LTspice に取り込みシミュレーションしてみましょう。

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本誌 P.79 の「A 級アンプ」(フォルダ番号454)をシミュレーションしてみました。


LTspice はシミュレータなので実際の回路ではあり得ないような定数にワザと変更したり、数字を変えて遊んでみるのも、おもしろいかも。

あと、DVD 内の回路データで何か別の部品を使ってみたいなら、もう一つの特集の目玉である「世界の部品モデル全10万点リンク集」をたどりながら、新たな部品に交換してみたり、素子によるパラメータの違いをシミュレーションしてみるのも・・・何か新しい発見や、気づきがあるかもしれません。



・・・って、こんなこと書いている私自身がまだ何もやってませんが。。。
(なにせ3日間も積読だったから。。。これから試してみます。).